学術研修会。素晴らしい1日でした!
2023年9月18日(月/祝)、私の母校である関西医療学園専門学校で、校友会理学療法部会(理学療法学科卒業生の会)の学術研修会が開催されました。コロナ感染拡大の影響を受け、ここ3年間はオンラインで開催されていたようですが、今年度は久しぶりの対面式での開催となりました。1,000人近くの卒業生(理学療法士)の中から、今回の研修会の講師を依頼していただけたことを光栄に思います。
「症例動画を通して学ぶ脳卒中後遺症リハビリの初歩」のテーマでお話しさせていただきました。研修会の前半は、当センターの脳卒中の症例を動画で呈示し、上肢の運動から歩行パターンを推測していく評価方法を学んでいただきました。また、動作やハンドリングの中で上下肢の随意性と可動性を確認していく応用的な臨床思考、さらに、支持面が機能的な役割を果たせているかを見極めることの重要性を話しました。後半は、参加された先生方が明日からの臨床に繋げられるように、治療デモンストレーションと実技練習をしました。「伊藤先生、私にも実際にやってみてください」とたくさん声を掛けていただき、真剣に実技に取り組んでいる姿が印象に残っています。
母校後輩の先生達の「脳卒中の評価と理学療法を学びたい」という気持ちがとても新鮮に感じられ、講師の私も熱くなった1日でした。講師依頼をしてくださった理学療法部会会長の長谷川先生にも5年ぶりにお会いでき、近況や懐かしいお話ができたことも嬉しかったです。今後も、専門性を活かし、脳卒中の評価と理学療法アプローチをさまざまな機会で発信していきたいと思います。素晴らしい1日をありがとうございました。