脳卒中について

脳の血管が急に破れたり、詰まることで脳の血管の循環に障害をきたし、さまざまな症状を起こします。

血管が詰まる脳梗塞、血管が破れる脳出血(クモ膜下出血を含む)に大別されます。

厚生労働省発表の「人口動態統計」によると、平成30年(2018年)1年間の死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は10万8,165人でした。この数は全体の7.9%を占め、全死因の第4位という結果になりました。「脳梗塞」が最も多く、6万362人。「脳出血」が3万3,040人、「クモ膜下出血」が1万1,990人、「その他脳血管疾患」が2,773人でした。

脳梗塞と脳出血の病態は異なりますが、双方ともに脳の細胞が損傷されて、症状が現れます。現れる症状は、「脳のどの部分に病変が生じたか」によって異なります。